2009年12月25日金曜日

「アースストーリー ~恐竜の進化とヒトの未来~」

昨日(2009年12月24日)から冬休みお預かりがスタートしました。

その初日、早速ですが、15名の小学生とともに「郡山市ふれあい科学館 スペースパーク」へ出かけ、冬休み特別番組「アースストーリー ~恐竜の進化とヒトの未来~」を見てきました。

忌野清志郎氏がナレーターを務めるこの番組は、地球に生命が誕生した38億年前~現代までの歴史を3D立体映像でたどるもので、特に恐竜とヒトについて、下記の点に焦点を当てて制作されていました。
  • 恐竜が巨大化できた理由、恐竜の繁栄のその秘密、絶滅したはずの恐竜が新しい環境で生き残っているということ
  • 言葉や文字といった、生命史上まったく異なる力を獲得したヒトが、科学を生み、生命の進化や謎、地球の未来に挑んでいる様子

個人的には、これまで見た宇宙劇場の中でも特に興味深く、面白い作品でした。

しかしながら、映画を観た後、子どもたちに感想を尋ねてみると「つまらなかった」とか「面白くなかった」という感想が少なくありませんでした。

何故でしょうか?

その理由として、以下の点が考えられます。
  • 3Dメガネを使って立体映像が見られるのは前半だけであったこと。
  • 前半が恐竜の話、後半はヒトによる科学や技術の話でしたが、後半のDNAやゲノムなどの話が子どもたちには難しかった(興味が湧かなかった)ようです。
アースストーリーのポスターを見て、「恐竜がたくさん出てくる映画だろう」と思っていた子どもたちには、ちょっと期待はずれだったのかもしれません。

しかし、それでもすべての子どもたちが最後まで静かに、注意深く観ていました。

今年は、進化論を唱えたイギリスの生物学者チャールズ・ダーウィンの生誕200年、また、彼の著作である「種の起源」出版150年という記念すべき年にあたります。


自然科学の分野だけでなく、社会学や経済学、政治学など多くの学問分野に影響を及ぼしたダーウィンの進化論

子どもたちは、この映画を通して「進化」についてどのように感じたでしょうか。