その初日、早速ですが、15名の小学生とともに「郡山市ふれあい科学館 スペースパーク」へ出かけ、冬休み特別番組「アースストーリー ~恐竜の進化とヒトの未来~」を見てきました。
忌野清志郎氏がナレーターを務めるこの番組は、地球に生命が誕生した38億年前~現代までの歴史を3D立体映像でたどるもので、特に恐竜とヒトについて、下記の点に焦点を当てて制作されていました。
- 恐竜が巨大化できた理由、恐竜の繁栄のその秘密、絶滅したはずの恐竜が新しい環境で生き残っているということ
- 言葉や文字といった、生命史上まったく異なる力を獲得したヒトが、科学を生み、生命の進化や謎、地球の未来に挑んでいる様子
個人的には、これまで見た宇宙劇場の中でも特に興味深く、面白い作品でした。
しかしながら、映画を観た後、子どもたちに感想を尋ねてみると「つまらなかった」とか「面白くなかった」という感想が少なくありませんでした。
何故でしょうか?
その理由として、以下の点が考えられます。
- 3Dメガネを使って立体映像が見られるのは前半だけであったこと。
- 前半が恐竜の話、後半はヒトによる科学や技術の話でしたが、後半のDNAやゲノムなどの話が子どもたちには難しかった(興味が湧かなかった)ようです。
しかし、それでもすべての子どもたちが最後まで静かに、注意深く観ていました。
今年は、進化論を唱えたイギリスの生物学者チャールズ・ダーウィンの生誕200年、また、彼の著作である「種の起源」出版150年という記念すべき年にあたります。
自然科学の分野だけでなく、社会学や経済学、政治学など多くの学問分野に影響を及ぼしたダーウィンの進化論。
子どもたちは、この映画を通して「進化」についてどのように感じたでしょうか。